動機付けと習慣化のデザイン

豆腐スタンプSONY SLT-A99V (50mm, f/3.5, 1/15 sec, ISO500)

最近になって豆腐を毎日食べる習慣がつきました。生活雑貨のコーナーをうろうろしていて、たまたま見つけた豆腐スタンプという商品(108円)なんですが、クッキーに型押しをするように豆腐へかわいい動物の絵をつけることができ、醤油を垂らすとその絵がペン入れをされたようにくっきり浮かび上がります。絹ごし豆腐のような柔らかい豆腐でなければ、型を押すときに崩れてしまいかわいそうなことになってしまいますが、それはそれでかわいく見えてきます。日本らしいデフォルメをされたキャラクター物の雑貨ですが、豆腐をかわいく装飾するという機能だけの、シンプルで強いデザインだと思いました。

豆腐スタンプSONY SLT-A99V (50mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO800)

動物はパンダ、ウサギ、ネコ、クマの4種類1セットでした。動物の輪郭や、目、鼻、口で使われているRが共通しているので一覧したときの統一感がしっかり出ています。ネコがいながらイヌがいないのは少し残念なので、ぜひ第2弾のセットで入れて欲しいです。ウサギだけウインクしてるのもかわいくてずるいですね。

豆腐スタンプSONY SLT-A99V (50mm, f/5.6, 1/15 sec, ISO500)

何かを始めるためには動機が必要で、続けるためには習慣化させる必要があります。それがこの豆腐スタンプでは「動機=かわいいしおもしろそう / 習慣化=次はこの動物にしよう」というプロセスで明確に成り立っていることから、「もっと豆腐を食べてもらうためのデザイン」としてとてもよく機能しています。私は今までわざわざ豆腐を食べるために豆腐を買うということは無かったのですが、豆腐スタンプによって動機付けられ習慣化した結果、豆腐ってこんなに美味しかったんだなと気付くことができました。